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失敗しないマーホームづくり塾

おはようございます。

梅雨明け!夏本番ですね!
おうちの相談窓口サポーター
ハウスドクターX一級建築士です。

日本の家庭、ホテルなどトイレに行けば
当たり前になった温水洗浄便座について
私の所属する
NPO法人日本健康住宅協会 5月号より
転写し温水洗浄便座について正しい
使用法などお伝えします。

【医師が解説】1/6
衛生的に気持ちよく使えるよう様々な
技術が取り入れられている日本のトイレ。
中でも
温水洗浄便座は広く使用されています。
登録商標ですが一般的にウォシュレット
と呼ばれることも多いです。

温水洗浄便座の適切な使用法、過剰な
使用や
間違った使い方によるリスク・注意点、
温水洗浄便座症候群と呼ばれるものに
ついて解説します。
(執筆者:清益 功浩)

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排便後、どう清潔さを保つべき?
体にとって重要な臓器である消化管。
口から入った食物は消化・吸収され、
不要な分は残渣物として排泄されます。
肛門は
この大切な排泄部分を担うものです。

肛門の外側は
肛門括約筋と呼ばれる筋肉で覆われ
ており、内側は粘膜です。肛門括約筋に
は2種類あり、自分の意志では動かせず
常に
締まっている状態の内肛門括約筋と、
自分の意思で動かすことができる
外肛門括約筋に分けられます。

外肛門括約筋を動かすことで、
スムーズ
に排便することができます。
肛門の出口部分の粘液にも大切な働き
があり、
体内への菌などの侵入を防いでいます。
また、
大腸内の腸内細菌も、病原体が
侵入・繁殖するのを防いでくれています。

このように体内を清潔・健康的に
保つようにできている肛門部分ですが、
それでも
糞便は衛生的なものではありません。
大腸菌を含めた
細菌がたくさん含まれていますし、
皮膚を刺激する
インドール、スカトールなどの
物質も含まれているため、便が皮膚に
付いた
ままだと皮膚に炎症を起こすことも
あります。そのため、ある程度は工夫
して、肛門部分
をきれいにしておく必要があります。
排便後にトイレットペーパーで便を拭き
取るのは世界的にも最も一般的な方法
ですが、
近年の日本では温水洗浄便座の機能も
併用している方が多いでしょう。
今回は、
上記の身体の仕組みを理解した上で、
正しい温水洗浄便座の使い方・注意点を
考えてみたいと思います。

・・・2/6・・・

温水洗浄便座(ウォシュレットトイレ)
の正しい使い方
温水洗浄便座は、ボタンを押すと便器
からノズルが出てきて、肛門などを洗浄
してくれる機能がついているものが
一般的です。

通常「ウォシュレット」と呼ばれる
ことも多いようですが、
ウォシュレットトイレは1980年にTOTOが
発売した製品で、TOTOの商標登録名です。
一般名称としては「温水洗浄便座」と
言います。

温水洗浄便座は、ノズルの角度によって、
肛門だけでなく、ビデというボタンで
外陰部を洗えうこともできます。

便は温水だけでもきれいにできますので、
トイレットペーパーで拭くだけよりも、
この機能を使って洗浄する方がきれいに
なると言えるでしょう。

水圧、洗浄時間などで洗い方が変わって
きますが、洗浄後はトイレットペーパー
で水を拭き取ります。

正しく使えば、
衛生面でも評価できる優れものです。
できれば弱めの水圧で、
5~10秒程度の洗浄時間で使用するのが
良いとされています。

・・・3/6・・・・・
温水洗浄便座症候群とは……
使いすぎによる肛門のかゆみなど
しかしどんなものでもそうですが、
使用方法や回数・時間を適切にする
ことがとても大切です。

温水洗浄をしすぎると、本来必要な
肛門周囲の皮膚の皮脂まで、過剰に洗い
流してしまいます。
これにより皮膚のバリア機能が低下し、
かぶれやかゆみなどの症状が起こること
もあり、正式な病名ではありませんが、
「温水洗浄便座症候群
(ウォシュレット症候群)」という
呼ばれ方もされています。

また、水圧が強すぎても皮膚を傷める
ことになりますし、毎回、10秒以上
洗浄しているような場合も、肛門周囲の
皮膚の皮脂まで取れてしまいます。

・・・4/6・・・・・
温水洗浄便座から病気感染するリスク
・気になる安全性
また、排せつ物をノズルから出る温水
で洗い流すことから、それを介して、
感染症になるリスクを心配する方も
いらっしゃるようです。
結論からお伝えすると、健常人で
正しい使い方をする限り、感染の危険
はないと考えられます。

しかし、不適切な使い方による感染
の危険性は完全には否定できません。

例えば、
胃腸炎で下痢としているような場合、
下痢便の中には
ノロウイルス、
ロタウイルス、
アデノウイルスなどのウイルス、
サルモネラ菌、
大腸菌、
キャンピロバクター菌などの細菌が
含まれている可能性があります。

ノズルからの逆流などがない場合でも、
強い水圧で洗浄してしまうと、
そうした病原体を便器内に通常よりも
広範囲で付着させてしまう可能性は
あるんでしょう。
皮膚炎などの感染を防ぐためにも、
ノズルを自動的に洗浄してくれる
機能が
あるものなどは良いかもしれません。

ノズルからの菌の逆流がないことなど
は各メーカーがサイト上のQ&Aなど
でも回答しているようですので、
感染リスクが完全にゼロではないとは
言え、深刻な持病などがある方以外は、
過剰に
神経質にならなくてもよいかと思います

◆次回は
温水洗浄便座の適切な使用法4/6

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