家づくりブログ

住宅工法の良し悪し2/3

失敗しないマーホームづくり
<住宅工法の良し悪し2/3>

おはようございます。
おうちの相談窓口サポーター
一級建築士ハウスドクターXです。

私の住む住宅街では最近、子供達が
夏休みになり子供達の遊ぶ声、奥様の
子供を叱る声、子供が泣き叫ぶ声など
家庭内の声が一日中、外に漏れて
周囲の人に聞こえています。

全館エアコンで冷房する家は少数派、
一般的には窓を開けて風を入れる
人が多いのではないでしょうか?

最近の新築される家は
高断熱高気密の家が省エネと寒い
信州では冬暖かい暮らしをするために
昔のように
夏を旨とした家づくりから
冬を旨とした家創りと変化しています。
どの工法、どのメーカーでも
そこそこの暖かさが得られます。

この家で昔ながらの暮らしをされると
外よりも室内が暑い!
即!エアコンへとなります。

家づくりの成功は設計で80%
決まります。十二分に快適な
暮らしをシュミレーションし
設計される
方と話し合い家を建ってからの
ご家族の暮らしを造りましょう。

<失敗しないマーホームづくり>
一戸建てには、
大きく分けると3つの工法があります。
それぞれのメリットとデメリットを
簡単に
3回にわけて紹介し。しています。
前回は
●木造軸組み工法
建物の骨組みは、木の柱とはりを
組み合わせたものです。
古来より伝わる伝統的な工法なので、
『在来工法』ともいいます。
メリットは、
・設計の自由度が高い
・ほかの工法より増改築しやすい
・木材が持つ調湿機能が、
高温多湿の日本の気候に適している
・昔からある工法なので、
施工できる業者が多いなど。

デメリットは、
・大工の技術力により、仕上がりに
差が生じやすい
・地震で接合部が外れると倒壊する
危険性がある
・通気性が悪いとシロアリ被害が
出やすい
・強度が弱くなるので、
柱のない大空間の実現は難しい
などが挙げられます。
今日は、
2×4(ツーバイフォー)工法です。
厚さ2インチ×幅4インチの
角材でパネルをつくり、
そのパネルを床、壁、天井として
箱状に組み立てる工法です。

メリットは、
・気密性、断熱性、遮音性、
防火性、断熱性が優れている。

・規格化が進んでいるので、
職人の技術力に左右されず、
品質のバラつきが少ないなど。

デメリットは、
・他の工法より間取りの変更が難しい

・壁の量と配置バランスが重要なので、
大きな窓は設置できない

・在来工法と比べると、施工できる
業者が少ない

・気密性が高いため、
湿気がこもりやすいなどがあります。
有名なメーカーは
三井ホームさん、

私も最初の家は
2×4(ツーバイフォー)工法でした。
本当に地震の揺れを感じないほどに
耐震性は高いと思いました。
子供が
成長する時に2階にある子供部屋
からの振動には閉口しました。
家は長期に使用されますので地域の
会社でどの大工さんでもメンテできる
在来工法が良いと思います。

次回は、プレハブ工法です。
明日は、台風5号が通過します。
急な雷雨、増水、土砂崩れなど
十二分に注意ください。

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