家づくりブログ

失敗しないマーホームづくり・床面積

失敗しないマーホームづくり・床面積

おはようございます。
おうちの相談窓口サポーター
一級建築士ハウスドクターXです。

最近の天気は、亜熱帯のようですね。
セミが聞こえると夏本番を感じ安心します。
私たちの子供の夏休みは近くの川で魚とり、
水泳、昆虫の採取と野山を遊び自然に触れて
育って来ました。夏休みになり外で子供達の
声が聞こえてきますが昆虫の採取はなく
ホームセンターで
昆虫を買う親子を見かけます。夏休み
親子のふれあいを兼ねて自然の中で
遊びませんか?

7月18日から
私がオススメする。政府認定
「長期優良住宅」の
1から7のポイントをお伝えしています。

1・構造躯体等の劣化対策(劣化等級3以上)
性能は数字の大きい方が良い!

2・構造躯体等の倒壊等の防止(耐震等級2以上)

3・維持管理・更新の容易性(維持管理対策等級3)

4・省エネルギー対策(省エネルギー対策等級4)

5・居住環境への配慮

6・規模の基準(床面積)

7・維持保全の方法の基準(維持保全計画を作成する)

今日は
6・規模の基準(床面積)
「良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること」

住み安さの観点から、住宅に一定の広さが要求されます。
木造一戸建ての場合、
少なくとも一の階の床面積が40㎡以上(階段部分を除く面積)
床面積の合計が75㎡以上(2人世帯の一般型誘導居住面積水準)
であることが必要です。
ただし、55㎡(1人世帯の誘導居住面積基準)を下限として、
所管行政庁により、引き上げることがあります。
以上が基準の内容です。

実際に建てた人に尋ねると
「滅多に来客がないのに客間をつくったら、
他の部屋が狭くなってしまった」

「正味10年ほどしか使わない子供部屋を最優先にしてしまった」
「家族の数だけ個室をつくったら、どれも狭い空間で解放感がない」
という後悔の声が・・・。

資金に余裕があるのなら、部屋数を多くし、
それぞれ広い空間にすることもできます。
でも、それを実現するのは難しいです。

ですから、
もし解放感を望むのなら、
部屋数を減らすことを考えてみましょう。

家づくりでは、間仕切りの数だけ金額が増えます。
解放感を得られて金額も抑えられるのなら、一石二鳥ですよ。

ところで、あなたがイメージしている家の部屋数はいくつですか?
試しに、それを一部屋減らしてみましょう。すると、
他の空間が広くなりますよ。

「来客はほとんどいないから、
リビングとダイニングを分ける必要はないかな」

「リビングの代わりに広めの和室をつくったら、
畳の上でゴロゴロできるな。
そうしておけば、来客があった時には寝室としても使えるな」
と、いろんなアイデアが浮かんできます。

海外では、
リビングは客間・ダイニングは生活空間というように
うまく使い分けがなされています。
一方日本では、
リビングにはテレビとソファーが向い合せに置いてあるだけ。
家族はダイニングでリラックス。そんな家庭も多いんです。

それぞれの部屋がどう使えるかを考えてください。
多目的に使えるほど、その空間は生きてきます。

「リビングでテレビを見ながら食事してるよ」という家庭なら、
ダイニングを設ける必要はないかもしれません。

業者によっては、最初のひと言が
「何部屋必要なんですか?」から始まる場合もあります。
でも、もうあなたは
「部屋数はそれほど重要ではない」ということはお分かりですよね。

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